ネイティブの語彙数は30,000語?【アメリカ研究機関の調査結果まとめ】

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単語って覚えても覚えてもキリがないですよね。そもそもネイティブは、どのくらいの語彙数をもっているのでしょうか。ということでアメリカのサイトを探って調べてきました。

この記事では、アメリカの研究機関が発表している『ネイティブがもつ年齢別の語彙数』TOEICや英検などに必要な単語数と比較しながらご紹介していきます。

年齢別比較!ネイティブの持つ語彙数とは

アメリカとブラジルの研究機関(TestYourVocab,com)によりますと、『成人した英語ネイティブの語彙数は、20,000-35,000語』という調査結果が出ています。そして同機関が200万件以上の調査を元に算出した、年齢別のネイティブの語彙数がこちらです。

  • 3歳  :3,000語
  • 10歳:10,000語
  • 17歳:20,000語
  • 24歳:20,000語
  • 31歳:28,000語
  • 38歳:29,000語
  • 45歳~ 66歳:31,000語
  • 73歳:30,000語

(データ参考元:TestYourVocab,com:Test your culture)

ちなみに英検やTOEICとカンタンに比較しますと、

  • 3歳児が持つ3,000語:英検準2級 (TOEIC500)レベル
  • 8歳児が持つ5,000語は:英検2級 (TOEIC600)レベル

こうなります。『TOEIC900と英検1級が10,000語以上』とされており、ここまで達してもネイティブに換算すると10歳児レベルなのですね。

【保存版】ネイティブの語彙数は30,000語ってホント?

どこからが『バイリンガル』と定義されるのかは曖昧ですが、もし『ネイティブとほぼ同じ程度で話せる』と定義されるのであれば、20,000-30,000語を覚えれば生粋の『バイリンガル』といえるのかもしれません。

ちなみに成人の日本語ネイティブの語彙数は50,000以上と言われています。

ビジネスで使う英単語数はどのくらい?

【保存版】ネイティブの語彙数は30,000語ってホント?

英検1級レベルの単語を制覇しても、ネイティブの10歳児と同じレベル…となると途方もない気がしてきますが、安心する調査結果も出ています。

台湾の義守大學 ( I-Shou University) の研究によりますと、各ビジネスで使われる英単語数は、約3,500語-11,000語とのこと。ちなみに語彙数がいちばん少ないのは、3,500語~8,000語で生産・作業分野 (工場などですね)。

逆に語彙数が多いのは 5,000語~11,000語で経営情報システムと経営方針・戦略分野でした (高度なプランニングが必要となるので、語彙数も上がるのでしょう)。

海外で生活しているノンネイティブの語彙数は平均10,000語という結果が出ていますので、この数字が1つの分岐点になりそうですね。

10,000語ってどんなレベル?

【保存版】ネイティブの語彙数は30,000語ってホント?

身近な資格でいうと、10,000語は、TOEIC900/英検準1級/英検1級に相当します。感覚値でいうと、「英字新聞や雑誌を、不自由なく読めるイメージ」です。

このレベルに達すると、社会・経済・政治などの分野で使われる専門用語、学術語が理解できるようになり、英語でも幅広い分野に触れられるようになります。もっと簡単にいってしまえば、難易度の高い会話ができるようになるということですね。

語彙力アップのコツとポイント

ポイント

また同研究機関であるTestYourVocab,comの調査によると、語彙力をあげるには、

  • とにかくその言語を使う(していない人と比べ2倍の伸び率)
  • 海外に住む(1年で約10,000語、10年で23,000語に達するといわれている)
  • 多読する(沢山読む人は語彙が多い)

ことで、大きく差がつくそうです。「1日ひとつ覚えたとして、1年積み重ねれば365個…」ですから、地道な努力がキーになりそうですね。ちなみに多読という意味では、英語の絵本や薄い本などを読むだけでもだいぶ新しい単語と表現が身につきます。

まとめ

まとめ

それでは、ネイティブはいくつの語彙数をもっているのか、

  • 成人の英語ネイティブの語彙数は、20,000-30,000語
  • ビジネスでは、約5,000-11,000の語彙が必要とされる
  • 語彙力をあげるには「新しいことに挑戦・海外に住む・量を読むこと」が大切

TOEICを制するものは単語を制する、と言われていますので、地道に単語力を伸ばしていくことが、英語力のアップに繋がることは間違いなさそうです。自分のいまのレベルを知ると、何をしたらいいかが見えてきますね。

ぜひ、ネイティブに近づく気持ちで単語に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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