言わずと知れたドラえもんの秘密兵器「翻訳こんにゃく」。
(ドラえもん 漫画)
外国にいったとき、「ああ、翻訳こんにゃくがあればなあ」と思う人も多いのではないでしょうか。本記事では、ほん訳こんにゃくが実現可能かどうかを、現在の技術や研究の状況と照らし合わせて考えてみます。
食べるだけで相手の言語が理解できるようになる、魔法の道具
(ドラえもん 漫画)
食べるだけであらゆる言語を、自分の国の言葉として理解できるようになる魔法の道具。ほん訳こんにゃくの最大の魅力は、その簡便さと即効性です。一口食べるだけで、異なる言語を理解し、流暢に話せるようになります。
この道具が現実のものとなれば、旅行者やビジネスマン、国際交流の場で大いに役立つでしょう。
いわば食べる翻訳機ですね。
今の翻訳技術ってどうなっているの?
(ドラえもん 漫画)
ほん訳こんにゃくみたいな道具を作るために、まずは今の翻訳技術について見てみましょう。今のところ、一番使われているのは機械翻訳という技術です。これは、コンピューターが文章を翻訳してくれるものです。
Google翻訳やDeeplなどが有名ですね。
音声認識技術とリアルタイム翻訳
しかし、先ほどのものはライティング技術ですので、より近しいものといえばリアルタイム翻訳デバイスでしょう。音声認識技術(コンピューターが私たちの話す言葉を聞いて、それを理解する技術)を搭載したものです。
最近では、GoogleのPixel Budsやソニーのイヤホンにリアルタイム翻訳機能が搭載されています。これを使えば、外国語を話す人とそのまま会話することができるんです。まるで、ほん訳こんにゃくみたいですよね。
ほん訳こんにゃくの実現可能性
今の技術を総合すると、ほん訳こんにゃくがすぐに実現するのはまだ難しいといえるでしょう。
(ドラえもん アニメ)
ほん訳こんにゃくは「食べると相手の言語が理解できるようになる」道具です。バイリンガルになれるわけではなく、「翻訳機能」は道具頼りで、食べなかったら元どおりです。
数秒の誤差はあれど機能的にはまさにいっしょ、食べなくても持ち歩くだけで使える分もしかしたら家電量販店にある翻訳機のが便利かもしれないですね。
あとがき
(ドラえもん 漫画)
ちなみに翻訳こんにゃくは、「魔法の力でお互いに理解できるようになる」道具なので残念ながら、英語がペラペラになるわけではありません。あくまで自分が話すのは日本語で、それが相手に英語に聞こえる、というだけです。
ちなみに魚や、雪男とも会話ができるようになるので、やはりビジネスというよりは「ファンタジー」、「魔法の世界」でしょう。
というと、魔法より機械よりすごいのは、やはり人間の脳かもしれません。やったらやった分だけ身につきますし、一度身につけた知識は腐ることはなく、メンテナンスを怠らなければ効能は永久ともいえます。
機械もすごいですが、人間の脳が秘める力は無限大、あなたも勉強を重ねれば、自分の脳に翻訳こんにゃくを備えることができるかもしれません。
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