「あの人はこう」「あなたはこう」人に勝手に決めつけられるとイラっとしますよね。最初のうちは「いやだなあ」と思うだけでも、だんだん会うのが苦痛になったり、人間関係に苦痛を感じたりと大きくストレスになることもあるのです。
そうなる前に、かしこい「決めつける人、批判的な人」の対処法を考察しましたので、3つご紹介します
決めつける人の根本にあるもの
そもそもこれがどういう状態かというと、彼らの中には元々自分のなかに「これ」という厳しい基準があって、それが他人に向いてしまっている状態なのですね。人にはそれぞれ信念があるのは普通のことで、別に自分のなかで大切にする分には問題ないのですが、それを人に向けることは「押し付け」でしかないのですね。
なので、彼らの『個人的な考えは真に受けなくていい』のです。他人の言うとおりに動くことは、他人の人生を生きているようなもの、否定的な考えや、配慮にかける言葉はさらっと流しましょう。
ストレスを貯めないコツ
もし「あなたはこうだから」と一方的に決められたり、「だからそうなんだ」といった厳しい評価を向けられたら、一旦かんがえるのをやめて「ああ、この人は物事を個人的に考える人なのだ」と心のなかでつぶやきましょう。そこでイライラしても、感情の無駄遣いになってしまいますから。
決めつけ、批判的な人への対処法3つ
①余裕があり、思いやりのある態度で対応
人は落ち込んだり辛いと感じたり、孤独を感じたりしたとき、つまり自分自身に不満を抱いているときに、周りの人を責めて批判する傾向があるのです。
なので決めつけられたことに目くじらをたてるのではなく、「ほう、そう感じるんですね(実際は違うけどね)」と余裕を持って対応しましょう。
それは誰をも愛しましょうといった聖母的なことをしろ、というのではなく、そうすることで自分が保てるからです。
相手はいわば竜巻のようなものでネガティブな力で他をも巻き込もうとしている、それに巻き込まれないためのかしこい方法ですね。(馬鹿正直に生きていても、メンタルがやられるだけなのです)
②人のふりみて、我がふりをなおせ
ガンジーの言葉をかりますと、私たちは世界を写す出す鏡のようなものです。現実に起きる出来事は一つの結果であり、その原因は自分の心の中にあるのです。つまりいま起きていることは、自分の心を映し出した鏡ということですね。
自分の機嫌を上手にとれなかったり、人にきつくあたってしまったり、心の中ではひとを批判していたりすると、そういう人が自然と現れるのです(きっと周波数かなにかが似ているのでしょうね)。
ここもまたカッとするのではなくて、ああ、反面教師だ、私にもこういった部分がたしかにある、と自分の行動を振り返る良い機会とするのもかしこい選択です。
③それより、自分が好きな人たちとの時間を大切に
世界中みんな仲良しということはなく、親切で愛情深い人もいれば、酷いことをいう人もいるものです。でも冷静にみると、そういった「いやなひと」というのは全体のほんの一部でしかないはず。もし全員がそうだったら、まず環境をかえることをいちばんに考えましょう。
生きているなかで自分が使える時間とエネルギーは限られています。「他人がいった嫌なこと、出来事」を頭のなかでリピートするとそれだけでもストレスホルモンが活性化するそう。
もうその人は目の前にはいないのですから、自分をオート操縦にしているとそっちに流れ着く可能性があるので、「あのいやだったことを考えているな」と思ったら、意識的に「今あるもの、大切な人」に目を向けるようにしましょう。
とくに感謝をすると心があったまるので即効性があります。
まとめ
というわけで、決めつける人の心理と対処法3つをご紹介しました。
- ① 余裕があり、思いやりのある態度で対応
- ② 人のふりみて、我がふりをなおせ
- ③ 嫌な人ではなく、好きな人にエネルギーをさく
簡単にできる方法としては「イラっ」ときたら、
- 「これは所詮その人の個人的な意見」くらいに考えて、
- 嫌な言葉、傷つく言葉は脳の表面でサラっと流して
特に深入りしないようにすることが大切です。触らぬ神に祟りなし、とはよくいったものです。「あのいやだったことを考えているな」と思ったら、「おっと」と一度リセットして、「今あるもの、大切な人」に目を向けるようにしましょう。